公開日 2022年7月16日 最終更新日 2022年8月28日
不安定な天気の為、蒸し暑い朝になりました。湿度は既に90%を超えています。
オオクワガタの産卵木が1.5ヶ月近く経ちますので、今朝から割り出しを行ってみました。
本当に産卵されているか一抹の不安がありますが、まずは確認してみないことには分かりませんよね。
今回は、何匹いるかも分からないし、大きさも分かりませんので、今までとは工法を変えていきなり菌糸瓶に移すのでは無く、一旦菌糸ブロックのマットに移し替えて正確な数を認識した上で、新たに菌糸瓶に移し替えることにしました。
移し替えの準備
まずは菌糸ブロックをベースにしたマットを作成します。通常は菌糸瓶1箇に1匹ですが、今回は大型ブロックに一時待避させます。
移し替えるケースはこちらになります。

これにまずは幼虫用発酵マットを敷いて、その上に菌糸ブロックを入れます。


更に、隙間に圧縮しながら発酵マットを詰めていきます。

こんな感じですね。圧縮した上には軽くマットをまいておきました。今回使用した菌糸ブロックは、カワラダケの菌糸ブロックになります。
割り出し開始
それでは割り出しを行っていきます。
まず、産卵木を掘り起こして、産卵木を取り出そうとすると・・・・・


みると既に1匹出ておりました。頭が大きく雄っぽいですね。
この幼虫を、先ほどの菌糸ブロックに少し穴を掘り、そこに移して行きます。

こんな感じで、菌糸瓶と同じように後は自力で潜ってもらいます。
久々と言うか7年ぶりに行う割り出し作業。勝手を忘れてしまい、上手くいきません。また、1.5ヶ月では未だ産卵木もふかふかになっていないので、割っていくにも結構力が要ります。
少しずつ割っていくと、ポツポツと大小の幼虫が出てきますので、その都度先ほどと同じように菌糸ブロックに穴を掘り移して行きます。




こんな感じで、バキバキ割りながら取り出していきます。しかし、力の入れ具合や、ナイフの入れどころが悪かったりして、実は4匹の幼虫を★にしてしまいました。orz
大丈夫かなと思ったところにナイフの刃を入れたら、たまたまそこに小さな幼虫がいたりして、かつ木が堅いので力を入れ過ぎて、深く刃が入り込んだりと、次に対する大きな課題となりました。
7年ぶりなので、繊細な部分はすっかり忘れてしまっているんですね。
★になってしまった幼虫もいましたが、それでも残り13匹の幼虫を割り出すことに成功しました。

どうにか幼虫は自力で菌糸ブロックの中に潜ってくれたようです。数匹進行途中のものが見えますね。
1個の菌糸ブロックに、小さいとは言え13匹の幼虫を入れてしまったので、そんなに長くは持ちそうも有りませんので、8月中旬の夏休みに再度掘り起こして1匹単位の菌糸瓶に移していこうかと思います。
その際には、しっかりと体重測定も実施していきたいと思います。
2本目を移し替え
実は1本目の産卵木から雌を取り出した後、その雌を別の産卵木に入れておきました。
その産卵木も、かじった後が見受けられるので、もしかしたら追加の産卵をしているかもしれません。
その産卵木を、別のマットの中に移してしばらく寝かせることにします。
これも既に1ヶ月近く経過しておりますが、もう少し寝かせるために8月中旬までマットの中に埋めておきます。

先に★になった分を含めて7匹くらい、こちらで回収できれば良いなぁ。